国家公務員と地方公務員の給与額の比較のラスパイレス指数
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/11 14:51 UTC 版)
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地方公務員の給与額を、同等の職種、経歴に相当する国家公務員の給与額を100として比較した場合に算出されるもので概略下記で示される。下式は単純に地方公務員の給与総額が国家公務員の給与総額の何割かを表す。 L I = ∑ i B i N i ∑ i A i N i × 100 {\displaystyle LI={\frac {\sum _{i}B_{i}N_{i}}{\sum _{i}A_{i}N_{i}}}\times 100} LI :ラスパイレス指数 B1, B2, ... :対象とする地方公務員(局長、部長等の幹部を含む)の職種階層の各給与額l A1, A2, ... :国家公務員(事務次官や局長、審議官など800人を超える本省次長以上の幹部職員及び専門スタッフ職を除く)の職種階層の各給与額 N1, N2, ... :国家公務員(同上)の職種階層の各人数 職員住宅など福利厚生の充実した国家公務員に対してその差を補正するため、僅かに高めの数値に設定されるのが常であったが、日本のバブル崩壊後は、民間への配慮もあり100を越す自治体は少数である。 国家公務員と地方公務員の比較では、上記のとおり国家公務員が幹部や高給のスタッフ職の給与を除外しているのに対し、地方公務員が幹部の給与を含めているため、あたかも地方公務員の給与実態が国家公務員に比べて高いとの誤解を生む原因となっている。
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