周辺の支城
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/01 13:44 UTC 版)
那覇港を拠点とする海外交易は、琉球王国の重要な経済的基盤であり、港の付近には次のような防備施設や交易品保管施設としてのグスクが設けられていた。 三重城(みえぐすく、ミーグシク) 港口の防御砲台。那覇港口の北岸側に設けられており、岸との間に石造りアーチ橋が架けられていた。現在はアーチ橋の石組みの一部が残る。 屋良座森城(やらざもりぐすく、ヤラジャーグシク) 港口の防御砲台。那覇港口の南岸側に設けられていた。米軍那覇軍港建設により破壊され、現存しない。 御物城(おものぐすく、ウムヌグシク) 交易品の保管倉庫。那覇港の一番奥に設けられていた。現在は基礎の石垣のみ残る。那覇軍港の一部であり、付近は海上保安庁の巡視船の定係港である。 硫黄城(いおうぐすく、ユーワーグシク) 輸出用の硫黄の集荷・保管倉庫。那覇港の一番奥に設けられていた。現存しない。
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