吹上織殿之者(ふきあげおりどののもの)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/10 14:23 UTC 版)
「吹上奉行」の記事における「吹上織殿之者(ふきあげおりどののもの)」の解説
吹上御庭の織殿で将軍家御用の衣類を織る役目を負った者。若年寄支配で、御目見以下の3人扶持。『天保年間諸役大概順』では1人が役金5両、2人は役金3両とある。また、『吏徴』では定員10名、役金は15両が1人、3両が1人、見習いは2人扶持となっている。江戸三番町と飯田町、巣鴨にある御用屋敷に出向いて、綿羊の毛を刈って和羅紗を織ったとされる。羊毛が採取できない時期には、犬の柔毛を用いる場合もあったという。
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