同意および批准
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/09 02:00 UTC 版)
アンドリュー・ジャクソン元大統領の甥、アンドリュー・ジャクソン・ドネルソンがアメリカ合衆国のテキサス問題担当となり、長期にわたる交渉を行った結果、テキサス共和国大統領アンソン・ジョーンズ、元大統領のサム・ヒューストンおよびテキサス議会が併合に同意した。テキサス共和国は7月4日に法案を批准し、12月29日、ポークはテキサスを合衆国の州として受け入れる法案に署名した。 メキシコのエレラ政権は、この問題をうけて「併合は戦争を意味する」との発言を余儀なくされたが、戦争を回避するべく外交努力を続けた。メキシコ国内ではエレラの米国に対する姿勢が弱腰であると批判され、保守的な軍人政治家が実権を握るに至って、いよいよ翌1846年の米墨戦争は避けられなくなっていった。 1848年3月に、アメリカ合衆国がグアダルーペ・イダルゴ条約を批准し、米墨戦争は終わった。この条約ではアメリカがメキシコの文化と価値観を尊重するという条件で、アメリカがメキシコからテキサスを購入するということになった。テキサスの併合はアメリカ合衆国の諸州の間で議論を呼び、党派的抗争を拡大させて南北戦争にも繋がった。 1846年2月19日、主権の公式な移行を祝う式典が開催され、テキサス共和国大統領アンソン・ジョーンズは「この大きなドラマの最後の幕が今降りた。テキサス共和国は最早無い」と宣言した。
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