合併への経緯
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 14:38 UTC 版)
福井県嶺南地方では、関西電力の原子力発電所立地の影響で、発電所立地自治体(敦賀市・美浜町・大飯町(現おおい町)・高浜町)と非立地自治体の間で財政に格差があり、立地自治体は市町村合併に対して積極的な動きを見せていない。立地自治体の腰の重さに業を煮やしたように、お互いに立地していない両町が郡、地域(二州と若狭)を超えた合併へと動き出した。 上中町内では生活・経済の面でもつながりが強い小浜市と合併すべきという声もあったが、小浜市と合併した場合に上中町は小浜市の一地域に過ぎず、「上中が主導権を握れない」と考える町民が多く、住民投票でも小浜市との合併は反対派が多数を占めた。 「若狭町」の誕生は、その当事者でさえも「『嶺南一市』への一段階」と発言するなど暫定的な要素が色濃く、また基本的につながり合いが薄かった町同士の合併だけに、その行く末は注目されている。若狭の中心ではないこの地域が「若狭町」を称することについて小浜市から大反対があった。
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