台湾長官
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/04 14:55 UTC 版)
台湾長官(Governor,大員長官、フォルモサ長官とも表記)はオランダ統治時代に、東インド会社により任命された台湾の行政長官。全島の行政を担当し、1624年から1662年まで12人が着任している。 インドネシアのバタビアを本拠地とする東インド会社は1622年に澎湖を占拠した後、馬公を東南アジア貿易の拠点とすべく計画した。1623年、オランダ人は一鯤身に簡易な砦城を建設し、更に大規模な「奧倫治城」(Orange)を建築した。1627年に熱蘭省(沢蘭省とも)と省名が決定した際に砦城も熱蘭遮城(Zeelandia)と改称、台湾長官の駐在地として台湾行政の中心となった。 台湾長官 国初代長官末代長官歴代数期間政府所在地オランダ マルチネス・ソンク フリードリック・コイェット 12 1624年-1661年 台灣台南(熱蘭遮城) その後ハーマン・クランクが任命されるが未着任
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