古林喜楽とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 古林喜楽の意味・解説 

古林喜楽

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/15 07:33 UTC 版)

古林喜楽(こばやし よしもと、1902年5月26日 - 1977年1月11日)は、日本経営学者学位は、経営学博士神戸大学論文博士・1953年)(学位論文「賃銀形態の研究」)。神戸大学名誉教授。第2代神戸大学学長。「経営労務論研究のパイオニア」と評される[1]

来歴

岩手県一関市出身[2]兵庫県立神戸商業学校神戸高等商業学校(現・神戸大学)を経て、1927年京都帝国大学経済学部を卒業した[2]

卒業後は和歌山高等商業学校講師となり、1928年に教授に昇進する[2]

1931年、神戸商業大学附属商学専門部教授に転じ、神戸商業大学助教授(1932年)を経て、1940年に教授に昇進した(1944年に大学名の変更で神戸経済大学教授)[2]。この間、経営学の研究のために1937年から1939年にかけて欧米(ドイツ・イタリア・アメリカ合衆国)に在留した[2]

1951年神戸大学経営学部教授となる[2]

1953年8月に「賃銀形態の研究」で神戸大学より経営学博士学位を取得[3]し、12月に学長に就任する[2]。学長は1959年まで務めた。

1966年に定年退官を迎え、名誉教授になるとともに、関西学院大学教授に転じた[2]広島修道大学短期大学部学長。日本学術会議会員日本経営学会理事長。

指導学生に戸田義郎第6代神戸大学学長など[4]

著書

第1巻 経営学原論 1978
第2巻 経営労務論 1979
第3巻 ドイツ経営経済学 1980.
第4巻 経営経済学 1980
第5巻 経営学の進展 1981
第6巻 経営学の思い出 1983
第7巻 労務論論稿 1984
第8巻 労使関係論 1985
第9巻 賃銀論 1986

共編著

脚注

  1. ^ 日本人名大辞典
  2. ^ a b c d e f g h 古林喜楽博士略歴・著作目録 (古林喜楽博士記念號)」『国民経済雑誌』第114巻第2号、神戸大学経済経営学会、1966年8月、114-120頁、doi:10.24546/00170917hdl:20.500.14094/00170917ISSN 03873129CRID 1390572174879485824 
  3. ^ 国立国会図書館. “博士論文『賃銀形態の研究』”. 2025年1月29日閲覧。
  4. ^ 黒田全紀「戸田義郎先生 : 人と学問(戸田義郎博士記念号)」『国民経済雑誌』第132巻第4号、神戸大学経済経営学会、1975年10月、108-120頁、doi:10.24546/00171936hdl:20.500.14094/00171936ISSN 03873129CRID 1390853649855947520 
先代
高瀬荘太郎
日本経営学会理事長
1967年 - 1974年
次代
市原季一



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「古林喜楽」の関連用語

古林喜楽のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



古林喜楽のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの古林喜楽 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS