古因明
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/14 15:01 UTC 版)
ヴェーダの討論の中で発達した問答法は、『チャラカ・サンヒター』(2世紀)のような医学書にも討論・論争のマニュアルが見られるように独立した研究対象となっていった。 アクシャパーダ Akṣapāda(足目、別名ガウタマ Gautama、50年頃 - 150年頃)を開祖とするニヤーヤ (Nyāya) 学派が成立し、その根本聖典『ニヤーヤ・スートラ』 (Nyāya-sūtra) が250年頃-350年頃に編纂され、特に論争にあたって五分作法(ごぶんさほう)と呼ばれる論式が立てられた。この形式は、主張(宗)・理由(因)・実例(喩)・適合(合)・結論(結)より成る。これを古因明という。
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