古典古代と中世初期
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/18 07:24 UTC 版)
古典古代から中世までを通じて、バルカン山脈は現地のトラキア語名であるハイモスという名前で呼ばれていた。ギリシャ神話によればこのトラキアの王ハイモスはゼウスによって罰として山に変えられ、その山に彼の名前が残されたという。語源説も提案されており、D. Dechevはこのハイモス(Haimus、Αἵμος)はトラキア語の*saimon(山の尾根)から派生したと主張している。3つ目の可能性は、ハイモスがギリシャ語のhaima(αἷμα、血液)から派生したというものである。この神話はゼウスと怪物/巨人のテュポーンとの戦いに関するもので、ゼウスは雷撃によってテュポーンを負傷させ、その血が山の上に落ちたため、血を意味する単語から山の名前がつけられたという。
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