古典アルメニア語訳聖書
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/04 16:02 UTC 版)
「アルメニア語訳聖書」の記事における「古典アルメニア語訳聖書」の解説
最初のアルメニア語訳聖書は5世紀初頭にアルメニア文字を発明したといわれる聖メスロプの負うところが多い。彼がアルメニア文字で最初に書いた文章は『旧約聖書』「箴言」1章2節であった。 .mw-parser-output .templatequote{overflow:hidden;margin:1em 0;padding:0 40px}.mw-parser-output .templatequote .templatequotecite{line-height:1.5em;text-align:left;padding-left:1.6em;margin-top:0}Ճանաչել զիմաստութիւն եւ զխրատ, իմանալ զբանս հանճարոյ:Čanačʿel zimastutʿiwn ew zxrat, imanal zbans hančaroy."To know wisdom and instruction; to perceive the words of understanding." これは人に知恵と教訓とを知らせ、悟りの言葉をさとらせる。 —箴言 1:2. 411年にコレーネのモーゼが聖書をアルメニア語へ翻訳したが、これは未完成であった。 その後、エゲギアツのヨハネとバギンのヨセフはエデッサ(シャンルウルファ)に送られ、彼らはコンスタンチノープルまで出かけて、ギリシャ語の原典を持ち帰った。彼らは『七十人訳聖書』とオリゲネスの『ヘクサプラ』を参照して、434年に翻訳を完成した。これが今日でもアルメニア使徒教会などで使われている古典アルメニア語の聖書である。
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