古代教会時代以降の弁証家
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/18 18:44 UTC 版)
「キリスト教弁証家」の記事における「古代教会時代以降の弁証家」の解説
(キリスト教の)弁証家と言った場合、古代教会時代に弁証家としての働きを行った教父・学者のみを指す場合もあるが、それ以後の時代にも、例えば16世紀のジョン・ジュエル(John Jewel、英国国教会)、19世紀のジョン・ヘンリー・ニューマン(カトリック教会)、20世紀半ばのC・S・ルイス(聖公会)などが"apologist"「弁証家」とも呼ばれるほか、現代のキリスト教指導者が同様に"apologist"「弁証家」と呼ばれるケースがある。こうした用例は西方教会のみならず、正教会にもみられる。 古代教会の弁証家は多くの教派において重視される一方、教派が分かれた後の「弁証家」については教派ごとに評価・位置付けが分かれる。例えば聖公会からカトリック教会に改宗した、カトリック教会の弁証家(Catholic apologist)と呼ばれる上述のジョン・ヘンリー・ニューマンのことは、当然聖公会は自派の弁証家とは認めない。改革派教会(カルヴァン主義)では、コーネリウス・ヴァン・ティルの前提主義弁証論が支配的である。
※この「古代教会時代以降の弁証家」の解説は、「キリスト教弁証家」の解説の一部です。
「古代教会時代以降の弁証家」を含む「キリスト教弁証家」の記事については、「キリスト教弁証家」の概要を参照ください。
- 古代教会時代以降の弁証家のページへのリンク