古三墳
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/07 14:37 UTC 版)
中国語版ウィキソースに本記事に関連した原文があります。古三墳 『古三墳』なる書物が現存するが、宋以前の目録に見えず、宋代の偽書と考えられている。山墳・気墳・形墳の3篇に分かれており、それぞれ三易の連山・帰蔵・坤乾に相当する。3篇のいずれも8つの要素の組みあわせそれぞれの名前を記している。 山墳は天皇伏羲氏の連山易で、君・臣・民・物・陰・陽・兵・象の八卦の組み合わせ 気墳は人皇神農氏の帰蔵易で、帰・蔵・生・動・長・育・止・殺の八卦の組み合わせ 形墳は地皇軒轅氏の坤乾易で、天・地・日・月・山・川・雲・気の八卦の組み合わせ ほかに「太古河図代姓紀」「天皇伏羲氏皇策辞」「人皇神農氏政典」「地皇軒轅氏政典」という文章が附属する。 『古三墳』には南宋の紹興17年(1147年)刊本(中国国家図書館蔵)がある。北宋の毛漸の序が附属し、それによると元豊7年(1084年)に毛漸が入手したもので、もとは経は古文で書いてあり、それに隷書で書かれた伝が附属していたという。後序によると伝は書物を唐末の天復年間に発見した隠士によるという。明の『漢魏叢書』にも収める。
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