双対 (圏論)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/24 05:36 UTC 版)
圏論という数学の分野において,双対性(そうついせい,英: duality)は圏 C の性質と反対圏 Cop の双対的な性質の間の対応である.圏 C についてのステートメントが与えられると,各射の始域と終域を入れ替え,2つの射の合成の順序を入れ替えることによって,反対圏 Cop についての対応する双対命題が得られる.双対性は,そのようなものとして,ステートメントに関するこの操作の下で正しさが不変であるという主張である.言い換えると,あるステートメントが C について正しければ,その双対のステートメントは Cop について正しい.また,あるステートメントが C について間違いならば,その双対のステートメントは Cop について間違いである.
- ^ Jiří Adámek; J. Rosicky (1994). Locally Presentable and Accessible Categories. Cambridge University Press. p. 62. ISBN 978-0-521-42261-1
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- 3 参考文献
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