終域
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/01 04:29 UTC 版)
数学において写像の終域(しゅういき、英: codomain; 余域)あるいは終集合(しゅうしゅうごう、英: target set)は、写像を f: X → Y と表すときの集合 Y、すなわち写像 f の出力する値がその中に属するべきという制約を定める集合をいう。終域の代わりに「値域」という語を用いる場合もあるが、値域は写像の像(出力される値すべてからなる集合、f: X → Y で言えば f(X))の意味で用いることが多いので注意すべきである。
- ^ N.Bourbaki (1954). Elements de Mathematique,Theorie des Ensembles. Hermann & cie. p. 76
- ^ 順序対の集合が「函数的」とは、第一成分が一致するような相異なる二つの対が存在しないことをいう [Bourbaki, op. cit., p. 76]
- ^ [Bourbaki, op. cit., p. 77]
- ^ Forster 2003, pages 10–11
- ^ Eccles 1997, quote 1, quote 2
- ^ Mac Lane 1998, page 8
- ^ Mac Lane, in Scott & Jech 1967, page 232
- ^ Sharma 2004, page 91
- ^ Stewart & Tall 1977, page 89
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