厄水とは? わかりやすく解説

やく‐みず〔‐みづ〕【厄水】

読み方:やくみず

赤潮の一。珪藻(けいそう)の異常増殖により、沿岸海域が緑褐色に濁るもの。晩冬から初春にかけ、三陸沖親潮発生悪臭があり、寄りつかず、漁業妨げとなる。


厄水 [Yakumizu]

 東北地方、とくに三陸沿岸海域よばれている赤潮似た海水の異常現象である。原因低温、低塩分になった海水植物プランクトン、とくに珪藻類のキェートセロス(Chaetoceros)やタラッシオシラ(Thalassiosira)などが大量に増殖することによる。これらのプランクトン大発生した水塊沿岸押し寄せる急に不漁になるので、"厄水"とよばれるが、この水塊去ったあとは逆に魚介類海藻類の生育良くなるので、"役"、"薬水"ともよばれる。なお、岩手県方言濁り水を"きそ"という。


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