南方マンダラとは? わかりやすく解説

南方マンダラ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/05 21:03 UTC 版)

南方熊楠」の記事における「南方マンダラ」の解説

1903年7月18日土宜法龍との書簡の中で記されマンダラ書簡の中で図で記されている。この図において熊多くの線を使ってこの世界因果関係交錯し、更にそれがお互いに連鎖して世界現象になって現れる説明した概要は、わたしたち生きるこの世界は、物理学などによって知ることのできる「物不思議」という領域心理学などによって研究可能な領域である「心不思議」、そして両者が交わるところである「事不思議」という領域、更に推論予知、いわば第六感で知ることができるような領域である「理不思議」で成り立ってる。そして、これらは人智超えて、もはや知ることが不可能な大日如来の大不思議」によって包まれている。「大不思議」には内も外もなく区別対立もない。それは「完全」であるとともに「無」である。この図の中心に当たる部分(イ)を熊は「萃点すいてん)」と名付けている。それは様々な因果交錯する一点である熊によると、「萃点からものごとを考えることが、問題解決の最も近道であるという。 熊考えマンダラとは「森羅万象」を指すのである。それは決し観念的なものではない。今ここにありのまま実体として展開している世界そのものにある。

※この「南方マンダラ」の解説は、「南方熊楠」の解説の一部です。
「南方マンダラ」を含む「南方熊楠」の記事については、「南方熊楠」の概要を参照ください。

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