千代松:山田隆夫
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 04:25 UTC 版)
中期より後期に掛けての第328話(通算第432話)『“夫婦十手一番手柄”』で、孤児であった左官職人である千代松が、子供時分から自身の親代わりとなって育ててくれ、親代わりと慕っていた正式に奉行所から十手を授かった小者(目明かし)の親分(稲葉義男)が下手人捕縛の際に死亡したが、その時に本当は手助けをした井坂を、余計な手出しをした為に、自分の親代わりと慕っていた目明しの親分の死を招いた仇と思っていたが、後に違っていたことがわかり、その目明しの親分の娘おしずとの祝言の仲人を依頼するに至る。千代松自身ものちに奉行所から小者(目明し)として召し抱えになり十手捕り繩を授かる。俸給は安く何時も清次郎に「今度の手柄を立てればお手当を頂戴するから、今日は付けで」とたかり、お調子者で清次郎達に大きなことを言っては空回りをするが、憎めない存在。手柄を立てる事は、既に清次郎達隠密廻りが斬罪しているから、千代松親分に捕縛は出来ない事を承知で、「親分!親分!お手当頂けたんでしょ?付けを払ってよ!」と清次郎に何時もからかわれ、千代松は「いやぁ大判小判をザクザク」と迄言った処で、清次郎に「じゃあ払って」と言われたら、「の予定だったんだけど、いつの間にか退治されちゃったんだよね。だからこの次。今日は付けで!」等清次郎と漫才をやる様な出方だったが後に、早耳金太と共に姿を見せなくなる。(第394話(通算第498話))姫君七変化道中で、丈姫(風美圭)を亀山藩へ送る途中で立ち寄った茶店で、姫が娘姿から川屋で侍姿に着替えて目の前を通り過ぎた時には、影で見ていた清次郎とおりんに姫の姿を「あれで変装したつもりかしら」と言われる状態だったが、気付かずに「長えなぁ。うひひひ」と言っている間に置いてきぼりにされ、そのまま姿を見せ無くなった。松吉と同じ様なキャラクターであった。
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