十二世紀ルネサンス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/24 04:41 UTC 版)
西欧においては、すべての写本、古代の遺産が失われたわけではなく、14世紀から15世紀にかけてのルネッサンスにおいて、丹念に修道院の文書庫などを調べることで、ギリシア語原典の写本などがなお発見されつづけた。他方、西欧で失われた多くの書籍は、8世紀におけるイスラーム帝国の勃興と共に、ビザンティン帝国を介してイスラームに渡った。しかしアラトスなど極一部の例外を除き、神話についての書籍は伝承されなかった。中世からルネサンスにかけては、マクロビウス、フルゲンティウス、マルティアヌス・カペッラ、セルウィウスらのラテン語著作が古代神話の出典として参照された。さらに盛期には『バチカン・ミトグラフス』など中世独自の古代神話集成も著された。
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