北京終阿弥陀三尊石仏
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/11 08:06 UTC 版)
元は地蔵院の南西(京終池の南西)に辻堂があり、そこの本尊であった。享保9年(1724年)、霊験あらたかとの評判により参詣者が増えたため、一宇を造り「京終阿弥陀」と呼ばれるようになったという。現在は本院に移されているが、石仏前の供物台に「辻堂佛前」の彫りが残されているため、元は辻堂にあったものとわかる。 石仏は花崗岩製、高さ1.71メートル。下方に大きな蓮座を備え、その上に三尊を一石に厚肉彫する珍しい形式で、様式上南北朝時代の作と推定される。中央は阿弥陀如来、向かって右が蓮台を捧げる観音菩薩、左は合掌した勢至菩薩である。三尊とも、単弁蓮華文の円形頭光の彫がある。
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