北丘謙三(きたおか けんぞう)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 21:10 UTC 版)
「蒼太の包丁 銀座・板前修業日記」の記事における「北丘謙三(きたおか けんぞう)」の解説
蒼太の父。静内で料理屋「きたおか」を経営していた。腕は良くあちこちから引き合いがあるほどだったが、妻を交通事故で失ってから気落ちし、店を傾かせてしまった。蒼太が上京した後も細々と店をやっており、足を骨折した際に蒼太が手伝いをしに帰郷するも修業の妨げになると追い返すほど、ストイックな料理人の姿を見せる。しかしついには店を手放し、大手の和食チェーンの料理人として雇われる。ほどなくして上京し蒼太の成長ぶりを目の当たりにするが、その時はすでにガンに侵され板場に立つ事が出来ない状態だった。蒼太との別れ際に「どんな時でも板場に立てる喜びを忘れるな」と言い残し北海道に戻るが、間もなく転移により入院する。久五郎より蒼太が大きな仕事(敷島によるVIPの接待)が迫っているのを聞かされると喜ぶとともに病状を隠すように久五郎に頼みそのまま危篤状態となる。結果として自分を看取りに現れなかった蒼太の事を思ったのか、死に顔は笑顔であった。
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