北ドイツ連邦および1918年以前のドイツ帝国
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「ラントヴェーア (軍事)」の記事における「北ドイツ連邦および1918年以前のドイツ帝国」の解説
1867年11月9日、北ドイツ連邦の領域でラントヴェーアの創設が決まると1871年4月16日にはドイツ国憲法第2条に基づき、この決定がドイツ帝国全域に伝播した。 常備軍で3年の現役期間を満了すると、兵役義務を持つ者は2年間の予備役に回される。続いてその者は、ラントヴェーアに勤務することとなった。その動員態勢は二種類に分かれていた。 第1種動員態勢:兵役義務を有する者は、5年間勤務する。 第2種動員態勢:兵役義務を有する者は、3年間勤務する。 第1種動員態勢においては年に2回、1週間から3週間の訓練(演習)に参加するものとされた。第2種動員態勢では第1種動員態勢の満了後、年に1回の訓練に参加する。 ラントヴェーアでの兵役義務は、該当者が40歳となる暦年の3月31日に終了する。その後、61歳の誕生日を迎えるまでは兵役に就いたか否かを問わず、ラントシュトゥルムに所属した。しかし、これは直接的な危機でなければ召集されないこととされ、所属者には訓練も課せられていない。 ラントヴェーアの士官はほとんどの場合、一年志願制度 (de:Einjährig-Freiwilliger) の予備役将校団から採用された。 第1次世界大戦の間、数多くのラントヴェーア歩兵旅団やラントシュトゥルムの部隊(ラントシュトゥルム歩兵連隊や大隊)が召集を受け、投入されている。 同大戦が終わると、ラントヴェーアはヴェルサイユ条約第173条に基づき廃止された。 ドイツ帝国陸軍(ドイツ語版)も参照のこと。
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