化学的流産

実用日本語表現辞典

化学流産

読み方：かがくりゅうざん
別表記：化学的流産、生化学的妊娠、化学的妊娠、ケミカルアボーション
英語：chemical abortion

妊娠が起こったことを示す生化学的反応、具体的にはヒト絨毛性ゴナドトロピン（hCG）の陽性反応などが見られたものの、胎嚢が形成されず、その後の胎児の成長が進まずに終わってしまう現象のこと。化学流産が起こった場合、月経のような出血が起こるが、単なる月経と錯覚されて見過ごされてしまうことも多い。しかし、場合によっては激痛や大量出血を伴うこともあるとされる。日本産科婦人科学会は、化学流産を流産に含めないものとしている。

（2014年3月14日更新）

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化学的流産(Chemical abortion)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2021/03/15 04:55 UTC 版)

「流産」の記事における「化学的流産(Chemical abortion)」の解説

概念：生化学的に妊娠の成立をみた（hCGが検出された。たとえば尿中hCG測定で50IU/l反応陽性）と診断されるが、超音波断層法により胎嚢などの妊娠に特有な所見が確認されず、しかも腹痛や子宮口開大などの流産兆候を伴うことなく月経様の出血をみた場合を呼ぶ。 症状：月経様の出血（人によっては激痛と血の塊が出てくることがある） 治療：経過観察