勝鳥養とは? わかりやすく解説

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勝鳥養

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/07/13 18:21 UTC 版)

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勝 鳥養(すぐり の とりかい)は、飛鳥時代の人物。はなし。冠位は不明。

出自

勝氏の「勝」は、「すぐり」と読む場合は古代朝鮮語で「村落の首長」を意味する「スクリ」に由来する。渡来人系の一族であり、『新撰姓氏録』「山城国諸蕃」によると、「上勝同祖、百済国人多利須々之後也」とあり、「摂津国諸蕃」にも、「上勝同祖、多利須須之後也」となっている。分布は山城国・摂津国・近江国美濃国備前国などにわたる。ほかに「茨田勝」や「上勝」のようにとする氏族もおり、もともと大和政権の地方官の称号であったものが、世襲されていくうちに姓や氏に転じたものと見られる。勝姓のものに郡司が多いのは、これが要因だと想定される。

経歴

唐に渡った年次は不明。遣隋使小野妹子派遣時から犬上御田鍬遣唐使の間(600年 -630年)のうちのいずれかだと思われる。

舒明天皇4年(632年)8月に僧新羅の送使らとともに、唐からの帰途の犬上君御田耜に従って、対馬に泊まっている[1]。その後、同行していた唐からの使節である高表仁ともに難波津に到着したものと思われる[2]。その後の動静については伝わっていない。

脚注

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  1. ^ 『日本書紀』巻第二十三、舒明天皇4年8月条
  2. ^ 『日本書紀』巻第二十三、舒明天皇4年10月4日条

参考文献




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