動的メタデータ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/30 09:42 UTC 版)
「ハイダイナミックレンジビデオ」の記事における「動的メタデータ」の解説
動的メタデータは映像の各フレームないし各シーンに固有である。 ドルビー・ビジョン、HDR10+およびSMPTE ST 2094の動的メタデータは、マスタリングディスプレイとは異なるカラーボリュームを有するディスプレイに表示されるコンテンツに、どのカラーボリューム変換を適用すべきかを記述する。各シーンおよび各ディスプレイに最適化される。これによってカラーボリュームが制限された民生用ディスプレイでもクリエイターの意図を維持することができる。 SMPTE ST 2094ないし「カラーボリューム変換のための動的メタデータ」(Dynamic Metadata for Color Volume Transform、DMCVT)は、2016年にSMPTEによって6部構成で公開された動的メタデータの標準である。これはHEVC SEI、ETSI TS 103 433、CTA 861-Gに搭載されている。以下の4つのアプリケーションが含まれている: ST 2094-10(ドルビー)、ドルビー・ビジョンで使用 ST 2094-20(フィリップス)、カラーボリューム再構築情報(Colour Volume Reconstruction Information、CVRI)はST 2094-20を基にしている。 ST 2094-30(テクニカラー)。カラーリマッピング情報(Colour Remapping Information、CRI)はST 2094-30に準拠し、HEVCで標準化されている。 ST 2094-40(サムスン電子)、HDR10+で使用。
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