動物福祉の法規制
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/08 15:10 UTC 版)
動物福祉を促進するために必要な包括的な措置を定めた法規制。アメリカ合衆国(1966年)や欧州など、多くの国で法律として存在する。日本では、動物虐待を禁じる動物愛護法が該当する。 動物福祉の法規制の対象動物は哺乳類、鳥類などに必ずしも限定されていない。例えば、EU指令「科学的目的で使用される動物の保護(on the protection of animals used for scientific purposes)」は、本指令の前文(8)の中で次のように規定している。「円口類を含む脊椎動物に加えて、頭足類もこの指令の範囲に含める必要があります。これは、痛み、苦痛、および永続的な危害を経験する能力があるという科学的証拠があるためです。」。また、2021年11月に、イギリス政府は、専門家チームによる調査が「タコやイカのような頭足動物と、カニや大型エビ、ザリガニのような十脚甲殻類は、感覚をもつ存在として扱う必要がある」と結論付けたことから、同国で審議されている動物福祉法案の保護対象に感覚をもつ動物として追加した。
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