加法混合における原色とは? わかりやすく解説

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加法混合における原色

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/14 09:57 UTC 版)

RGB」の記事における「加法混合における原色」の解説

どのような色を「原色」として選択するかは、人間の目生理学的特徴関係する。より適切に選ばれた光の波長をもつ三原色は、網膜にある三種類の錐体細胞すいたいさいぼうそれぞれに刺激として働きかけそれぞれの種類錐体細胞からの反応の差を最大化させ、より大きな色域表現することができる。 もっとも淡い白色からもっとも鮮やかなスペクトル色までを示す「色度図」内において、三原色として選ばれた色を頂点にした三角形をカラートライアングルといい、三原色表現できる色域広さ関係する可視光線にはさまざまな波長の光がさまざまな割合合成されているが、人間錐体細胞それぞれある特定の波長範囲最大限反応するようになっている。ひとつは長波長(L、黄色付近)、ひとつは中波長(M、緑色付近)、もうひとつ短波長(S、紫色付近)である。これら三種類の錐体細胞からの刺激大脳組み合わせて、光の色が認識される。たとえばオレンジ色の光(波長577ナノメートルから597ナノメートル)が目に入り網膜刺激すると、長波長に反応する錐体細胞中波長に反応する錐体細胞興奮するが、短波長に反応する錐体細胞はほとんど興奮しない。これら三種類の錐体細胞反応の差を大脳分析し「オレンジ色」結び付けられる三原色を測色学的に定義してできるカラートライアングル内の色のみが加法混合再現される。カラートライアングルをいかに大きくするか、いかに必要な色の範囲カバーするか、再現使われる物質にかかるコストなどから、様々な組み合わせ三原色構成されてきた。

※この「加法混合における原色」の解説は、「RGB」の解説の一部です。
「加法混合における原色」を含む「RGB」の記事については、「RGB」の概要を参照ください。

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