創業者の解任と「すかいらーく」店舗消滅
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「すかいらーく」の記事における「創業者の解任と「すかいらーく」店舗消滅」の解説
横川竟の再建計画は原材料価格の高騰で暗礁に乗り上げ、サントリーや伊藤忠商事からも増資の約束を取り付けたものの、SNCインベストメントが横川の解任を模索。労働組合も投資会社に同調し、横川の解任条件だった融資銀行団の同意も取り付けた。野村證券の副社長から創業者4兄弟に対し、横川竟の社長退任を求める申し入れがあったが、横川竟は「MBOの際の約束と違う」とこれを拒否した。 2008年8月12日、臨時株主総会と取締役会が開かれ、野村プリンシパル・ファイナンスとCVCキャピタルパートナーズが提案した、横川竟社長の解任と谷真常務執行役員の社長就任が決議され、横川竟は社長を解任された。創業者兄弟も同時にすかいらーくの経営から退いている。また同時に鬼沢修取締役(株式会社ジョナサン社長)も本人の意向により辞任し、野村グループなど株主が主導する再建策へ移行した。 野村プリンシパル・ファイナンスは、現存の「すかいらーく」をすべて「ガスト」へ転換することを発表。2009年10月29日、最後の「すかいらーく」だった川口新郷店(埼玉県川口市)の閉店により、創業時からの主力だったブランドとしての「すかいらーく」店舗はすべて消滅した。 なお、すかいらーくを解任された創業者の横川竟は、2013年6月1日に東京都八王子市高倉町で高倉町珈琲1号店となる八王子店を開業、翌2014年4月28日には株式会社高倉町珈琲を設立してチェーン展開している。
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