創成期の格納庫
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/10 06:51 UTC 版)
19世紀後半から20世紀前半にかけて、スウェーデン人の発明家カール・ナイバーグは自作の飛行機フルガン(未飛行)を格納するために小屋を使用した。 1902年、ライト兄弟は所有するグライダーの修理・保存のため、ノースカロライナ州に木造格納庫を建設した。オハイオ州でライトフライヤーの設計・組み立てを終えて2人が戻ってくるとその格納庫は壊れており、使い物にならなかったという話が残っている。 1909年に飛行機ブレリオ XIに乗ってのイギリス海峡横断を実現したルイ・ブレリオは1920年代前半、搭乗する単葉機を北フランスにある農場に不時着させ、機体を家畜小屋に突っ込ませた。フランス語で家畜小屋の事をハンガーと言うが、帰郷したブレリオは当時の家畜小屋製造会社REIDsteelに自家用ハンガーを電話で3つ注文し、これがハンガーの語源となった。それ以来、REIDsteel社は今日に至るまで80年以上ハンガーを作り続けている。
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