創世の書「カルドセプト」
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/13 06:39 UTC 版)
「カルドセプト」の記事における「創世の書「カルドセプト」」の解説
「カルドセプト」とは本来、最初の世界リュエードを創造した女神カルドラが、その創造の手段として作り出した本の名である。この本に世界の詳細を書き込むことで万物が創造された。しかし反逆神バルテアスにカルドセプトが奪われ、世界を脅かす魔物たちが創造されたため、カルドラは自らカルドセプトを打ち、これを粉砕した。ゲーム中に登場する「カード」はこの「カルドセプトの破片」であり、セプター(カード使い)たちがカードを賭けて行う魔力争奪戦が『カルドセプト』のゲームなのである。 全種類のカードを集めたものは創造神の力を得て、新たな世界を創る権利を有する。ゲームの続編及び小説版の舞台は、このようにして造られた世界である。なお漫画版はゲーム第一作を元にしているが、ゲーム続編の新カードを題材として取り込んだ関係上、これらの異世界が既に存在するものとして描写されている。また、ゲームソフトを「電子情報として顕現したカルドセプト」と位置づけ、我々の住むこの世界も実はカルドセプトに創造された世界なのだとほのめかすメタフィクション解釈がなされている。 カルドセプトはカルドラの被造物ではあるが、カルドラの意思を超えた運命を司るかのような描写もある。すなわちカルドラによるカルドセプトの創造も、未来に存在すべきカルドセプトが自らを誕生させるべく運命を定めた結果で、またカルドセプトが砕けて無数のカードとなり、セプターによって集められ新たな世界を創造するという一連の出来事は、カルドセプトが自らを再編し続けるための手段ではないかと考えられている。
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