割り込みと強制的カウンタ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/16 18:10 UTC 版)
「アポロ誘導コンピュータ」の記事における「割り込みと強制的カウンタ」の解説
AGCは5種類の割り込みを扱う。 DSRUPTはユーザディスプレイ (DSKY) のアップデートインターバル毎に発生する ERRUPTはハードウェアの障害や警告の場合に発生する KEYRUPTはユーザキーボードのキーが押されたときに発生する。 T3RUPTはAGCのリアルタイムクロックをアップデートするタイミングで定期的に発生する。 UPRUPTは16ビットのアップリンクデータがAGCにロードされたときに発生する。 AGCは割り込みが発生すると、それまで実行していたプログラムの実行を中断し、短い割り込みサービスルーチンを実行して、割り込まれたプログラムに復帰する。 AGCは20個の強制カウンタを持っている。それらはメモリの固定の場所に存在し、アップ/ダウンカウンタとシフトレジスタとして機能する。インクリメント(PINC)、デクリメント(MINC)、シフト(SHINC)は通常の命令と命令の間に挿入されるマイクロ命令によって実行される。 割り込みはカウンタがオーバーフローしたときに発生する。T3RUPTとDSRUPTはこのPINCオーバフローの発生をトリガーとして発生する。UPRUPTはSHINCで16ビットぶんシフトしたときに発生する。これはAGCへのアップリンクデータが16ビットシフトし終わったことを示す。
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