前輪駆動
小型車に多くみられる方式で、エンジンの動力を前輪に伝えて駆動する。パワープラントを前部のエンジンルームに集中して搭載でき、後輪へのプロペラシャフトが不要になるので客室や荷台の床面を低くできる利点があり、室内の居住スペース拡大に寄与する。不利な点は、重量物がフロントに集中し、前軸への荷重配分が65~70%に達するので、操舵、ブレーキ、駆動の負荷が前輪タイヤに集中する。操舵力が重くなるので、軽自動車でもパワーステアリングの装着が多い。コーナリングの最中に、アクセルをオン・オフすると前輪タイヤの接地力に変動が生じて、タックイン、タックアウトの現象が生じるため、サスペンションジオメトリーや基本レイアウトなどの対策が施される。
参照 4WD
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