到津車庫
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/10 07:58 UTC 版)
1932年(昭和7年)7月、九州電気軌道は当停留場のある到津地区に到津遊園を開園させた。同社は併せて来場客輸送に備え、到津地区に発着する臨時電車の運行設備を整備することとし、付近に電車の留置線が設けられた。この留置線が1940年(昭和15年)10月15日付で移設・拡張されて到津車庫となり、営業所も設置された。 本線の敷設されている電車通りの南側、電車通りと板櫃川にはさまれた敷地にあり、電車通り側に営業所の建物が置かれ、留置線や検修庫はその裏の板櫃川側にあった。 所属車両の日常検査を行ったほか、到津遊園行楽客などの輸送に係る臨時電車の操車業務も行った。 1985年(昭和60年)10月20日の北九州線部分廃止の際、運用車両減のため、他の車庫に先立って廃止となった。
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