利益相反を認容
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/12 04:06 UTC 版)
「スチュワードシップ・コード」の記事における「利益相反を認容」の解説
英国スチュワードシップ・コードは7原則から構成されている。無難なものから列挙する。 履行内容を開示すること(原則1)。投資先企業を監視すること(原則3)。履行態様の改善計画を立てること(原則4)。他の投資家とは適度に協働すること(原則5)。議決権行使について開示・報告すること(原則6・7)。 顧客や親会社との関係が利益相反するのは仕方ないという前提に立つ、原則2が問題となる。関係の管理については堅個な方針をもち、開示するべきとしている。具体的な管理の態様までは原則に盛り込まれておらず、開示も要求されない。 利益相反は、戦間期以来アメリカで、なかんずく投信をめぐり、搾取性を指摘されながら抜本的な改善が先送りされてきた。 情報の非対称性は、そうした歴史と、策定者の背景をふくむコードの生成過程および運用実態に生まれている。
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