初穂曳
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/10/18 16:12 UTC 版)
神宮式年遷宮において催行されるお木曳行事・お白石持行事が20年ごとの行事で、奉曳の技術伝承に支障が懸念されたため、1972年(昭和47年)から毎年開催されている行事。 その年に収穫された新穀をお木曳行事・お白石持行事と同様に外宮へは陸曳で内宮へは川曳で奉曳し、奉納する。 陸曳は、伊勢神宮奉仕会青年部が主催し、全国からの一日神領民も受け入れる。奉曳コースは、2007年(平成19年)は、第62回神宮式年遷宮お木曳行事(一日神領民)と同じく、宮町交差点から南宮町交差点を経由して外宮北御門まである。 川曳は、伊勢神宮奉仕会に属する内宮領の各学区で連合奉曳団を結成する。奉曳コースは、お木曳行事・お白石持行事と同じく五十鈴川で、浦田橋下流の三重県立体育館裏から遡り宇治橋手前で内宮境内に曳き上げる。五十鈴川の水質悪化により1981年で中断していたが、流域の下水道整備により生活排水の流入が無くなったことで五十鈴川の水質が劇的に改善し、2000年から再び開催されている。
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