初代ミスター競輪
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/07 16:36 UTC 版)
山本のことを、「初代ミスター競輪」という人は少なくない。一時は通算勝率が5割を超えたことがあり、ヤマセイから買えば当たるというファンの厚い信頼を得ていたからだ。 山本の通算成績は1290戦609勝、2着266回。通算勝率47.2%、同連対率は67.8%にも上るが、この成績のほとんどがトップクラス同士における戦いでのもの。さしずめ「2代目ミスター競輪」といってもいい中野浩一の同勝率53.9%、同連対率71.8%に次ぐものであり、山本、中野と同じく、ほとんど新人時代からトップクラスに君臨し、なおかつその地位を維持したまま引退した吉岡稔真の同勝率45.8%、同連対率56.5%を上回るものである。 引退後は事業家に転身し、競輪に携わることは雑誌の特集記事程度の他なかったが、1995年に日本名輪会が創設されるとそのメンバーとなり、各種イベントにおいて姿を見せるようになった。2011年からは岸和田競輪場において山本の功績を讃えるため現役当時のあだ名を冠杯とした『ヤマセイ杯』が開催されている。
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