日本名輪会
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/29 08:09 UTC 版)
![]()
日本競輪選手会本部ビル
|
|
団体種類 | 一般社団法人 |
---|---|
設立 | 2022年8月8日 |
所在地 | 東京都板橋区蓮根3丁目14番29号 一般社団法人日本競輪選手会内 |
法人番号 | 5011405002212 |
主要人物 | 代表理事 井上茂徳 |
活動地域 | ![]() |
主眼 | 競輪および自転車競技の健全な発展・普及に資する事業の実施を通じた社会貢献 競輪界および会員相互の親睦 |
活動内容 | 競輪および自転車競技に関する諸事業の推進・参加・協力 自転車競技指導者および愛好者の育成への協力 会員および競輪界の親睦 他 |
ウェブサイト | 名輪会 |
1995年1月に任意団体として発足 |
一般社団法人日本名輪会(にほんめいりんかい)は、競輪・ガールズケイリンにおける競輪選手のOB会組織のひとつである。通称は名輪会。
概要
日本名輪会は、1995年1月に任意団体として発足した[1]。いくつかの競輪場において当会会員の功績を讃えて銘打たれた開催(「●●杯」「●●カップ」など)が行われているが、それらを総称する形で『日本名輪会カップ』と称してイベント化しており、幾人かの当会会員がそれに参加してファンサービス等に務めているほか、GI・GIIの開催にも同様にファンサービスの一環として参加することもある。なお、運営は日本競輪選手会の下で行われている。
発足時は松本勝明が会長、中井光雄が副会長に就いていたが、2016年より新たに井上茂徳が会長に就任[2]。2019年5月3日、日本名輪会は新たに山口健治が副会長に就任することを発表した[3]。
創設以降、新規入会者が見られない状況が続いたが、2016年に山口健治ら4名の新規入会があったのを皮切りに[2]、2018年には小橋正義ら7名が入会する[4][5][6]など、少しずつではあるが新規会員は増加している。
2022年8月8日に法人化し、「一般社団法人日本名輪会」となった[7]。そのため、現在は会員は既存・新規問わず『社員』として扱われている[8]。
従来は元男子選手のみであったが、会員からの推薦もあり、高木真備が元女子選手として初めて2022年10月26日付けで入会した[9][10]。
退会も任意により可能であり、自己都合により退会している者もいる[11][12]。
入会基準
男女ともに選手登録削除となった(現役を引退した)元競輪選手の中で、原則として以下の基準を満たした者に入会許可が与えられる。
ただ、特別競輪以外にも1着回数や通算優勝回数などを総合的に勘案して入会の可否を判断することになっているため[13]、元男子選手では特別競輪の優勝回数が2回でも入会している例もある[14]。
一方で、明らかに基準を満たすものの、過去に一度も入会していない(永久会員となっていない)事例もある[15]。
会員
一般社団法人となった現在では、正式には『社員』だが[8]、ここでは創設時から引き続き『会員』とする。
会員数は、2025年7月30日付で入会した平原康多を含め、18名[16]。
旧日本競輪学校ないし日本競輪選手養成所卒業期順に記載。氏名右横の*は女子会員。
|
日本名輪会カップ対象レース
- 白鳥伸雄杯(千葉競輪場)
- 高原永伍杯(川崎競輪場)
- 松本勝明賞(京都向日町競輪場)
- 中井光雄杯(2011年度までは大津びわこ競輪場。2012年度より京都向日町競輪場で開催)
- 石田雄彦記念杯(岸和田競輪場)[20]
- ヤマセイ杯(岸和田競輪場) - 山本清治
- 古田泰久(たいきゅう)記念杯(広島競輪場)
- 吉田実杯(2011年度までは観音寺競輪場。2013年度より高松競輪場で開催)
- 戸上守杯(久留米競輪場)
- 井上茂徳杯(武雄競輪場)
- 阿部道杯(いわき平競輪場)
- 山口健治杯(立川競輪場)
- 吉井秀仁杯フラワーラインカップ(松戸競輪場)
- 闘将 佐々木昭彦杯(武雄競輪場)
- 坂本勉カップ(青森競輪場)
- 伊藤豊明杯(松山競輪場)
- 藤巻兄弟杯争奪戦(函館競輪場)
- 荒木実賞(京都向日町競輪場)
- 鈴木誠杯(松戸競輪場)
- 小橋正義杯(弥彦競輪場)
- 後閑信一名輪会杯(京王閣競輪場)
- 高木真備名輪会杯(京王閣競輪場)※ガールズケイリン
脚注
- ^ “日本名輪会”. 関東自転車競技会. 2003年4月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年7月23日閲覧。[リンク切れ]
- ^ a b c d e 「競輪・名輪会新会員」『西日本スポーツ』西日本新聞社、2016年7月6日。オリジナルの2016年7月8日時点におけるアーカイブ。2025年7月23日閲覧。[リンク切れ]
- ^ 日刊スポーツ大阪本社版、2019年5月4日14面
- ^ 「競輪・名輪会に新規会員」『西日本スポーツ』西日本新聞社、2018年2月1日。オリジナルの2018年2月1日時点におけるアーカイブ。2025年7月23日閲覧。[リンク切れ]
- ^ 「後閑信一氏、1日付で日本名輪会に入会」『スポーツニッポン』スポーツニッポン新聞社、2018年3月1日。オリジナルの2018年6月11日時点におけるアーカイブ。2025年7月23日閲覧。
- ^ 「鈴木誠氏が名輪会入会」『西日本スポーツ』西日本新聞社、2018年8月1日。オリジナルの2018年8月1日時点におけるアーカイブ。2025年7月23日閲覧。[リンク切れ]
- ^ 「名輪会が一般社団法人設立」『西日本スポーツ』西日本新聞社、2022年8月19日。オリジナルの2022年11月29日時点におけるアーカイブ。2022年11月29日閲覧。[リンク切れ]
- ^ a b c “平原康多さんが日本名輪会に入会”. netkeirin. ネットドリーマーズ (2025年7月28日). 2025年7月28日閲覧。
- ^ a b “高木真備さん「名輪会」入り 元ガールズ選手で初「競輪界と動物の未来のためにできることを」”. 日刊スポーツ (日刊スポーツ新聞社). (2022年10月27日) 2025年7月29日閲覧。
- ^ a b “【競輪】日本名輪会に初の女性!高木真備さんが入会”. スポーツ報知 (報知新聞社). (2022年10月27日) 2022年10月27日閲覧。
- ^ a b c d “井上和巳のバンクのつぶやき”. 月刊競輪WEB(KEIRIN.JP). JKA (2016年7月1日). 2025年7月29日閲覧。
- ^ a b “バンクのつぶやき/日本名輪会最高齢の山本清治氏”. 月刊競輪WEB(KEIRIN.JP). JKA (2022年5月11日). 2025年7月29日閲覧。
- ^ KEIRIN.JP
- ^ 宮本義春、藤巻昇、荒木実、伊藤豊明、濱口高彰が該当。
- ^ 高倉登(特別競輪(GI)6回優勝。以下 優勝省略)、笹田伸二(同4回※故人)、平間誠記(同5回※故人、但し日本名輪会創設以前に死去)、伊藤繁(同3回)、吉川多喜夫(同4回)、田中博(同3回)、藤巻清志(同3回)、松本整(同4回)、山田裕仁(GP・3回、GI・6回)、吉岡稔真(GP・2回、GI・11回)、村上義弘(GP・2回、GI6回)、神山雄一郎(GI16回)が該当。
- ^ “【競輪】5月に引退した平原康多さんが日本名輪会に新規入会”. 西日本スポーツ (西日本新聞社). (2025年7月28日) 2025年7月29日閲覧。
- ^ a b “井上和巳のバンクのつぶやき 続編1”. 月刊競輪WEB(KEIRIN.JP). JKA (2017年4月10日). 2025年7月29日閲覧。
- ^ 「浜口高彰氏が日本名輪会入り」『西日本スポーツ』西日本新聞社、2021年9月15日。オリジナルの2021年10月19日時点におけるアーカイブ。2025年7月29日閲覧。[リンク切れ]
- ^ 一般社団法人日本名輪会 [@meirinkai] (15 June 2024). “【ご報告🚴】”. X(旧Twitter)より2025年7月29日閲覧.
- ^ 岸和田で「名輪カップ・石田雄彦杯」開幕 - 我が道・輪が道・一本道・自転車道 2008年11月4日号
関連項目
外部リンク
- 名輪会 - 公式サイト
- 一般社団法人日本名輪会 (@meirinkai) - X(旧Twitter)
- 名輪会の紹介 - 関東自転車競技会
- 日本名輪会のページへのリンク