列車の便所
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/11 18:18 UTC 版)
詳細は「列車便所」を参照 列車内の便所では、新幹線や一部の路線を除き、長い間汚物を線路上に落下させる「垂れ流し式」(便器の穴から線路が見える)であったが、沿線への飛散問題から1990年頃から、貯留式(循環式・真空吸引式など)への改造や古い車両の廃止、新車への取り替えが進められ、2000年以降は垂れ流し式はほとんど姿を消した。しかし、これと引き換えに、1990年代 - 2000年代にかけて、一部のローカル路線の地域(特にJR東海、JR西日本、JR四国の沿線地域)では車両基地での汚物処理体制と車両製造コストの問題から車内の便所設置自体がなくなってしまう路線が発生し、大きな問題となった。ただ、近年の新製車両ないし既存車両の改造ではトイレを設置しており、これらの地域でもトイレがない列車の運行は減少傾向にある(JR東海とJR西日本では解消された)。
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