出版に向けてのエピソード
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/30 14:15 UTC 版)
「小川正子」の記事における「出版に向けてのエピソード」の解説
記録を書くように命じたのは光田健輔であるが、彼の努力は最初はうまくいかなかったので医師内田守に任せた。内田守は内田守人というペンネームを持つ「水甕」の歌人でのちに明石海人の『白描』を出版させた人であったから、小川への勧めも強引だったろう。自費出版には300円必要であったが、内田は小川を説得して100円出させ、内田は医局などで200円を工面した。光田は出さなかった。長崎次郎書店に頼んだが、書店も勝負とみて、各方面に送ったのが当たったという。 長崎次郎書店は現在も熊本市新町4丁目 旧:新二丁目にある。店は国登録の文化財。店の主人は有名で、小倉日記に『歸途新町二丁目なる書肆の主人長崎次郎を訪ふ』とある。長崎出版とは別のものである。
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