凸型空間
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/05/06 09:21 UTC 版)
凸性の持つ特定の性質を公理として、ほかの対象へ凸性を一般化することができる。 与えられた集合 X に対し、X 上の凸型 (convexity) とは X の部分集合族 𝒞 であって以下の公理系を満足するものを言う: 空集合 ∅ および X は 𝒞 に属する。 𝒞 の元からなる任意の集合族の交わりは 𝒞 に属する。 𝒞 の元からなる(包含関係に関して)全順序な集合族の合併は 𝒞 に属する。 凸型 𝒞 の元を凸集合と呼び、対 (X, 𝒞) を凸型空間 (convexity space) と呼ぶ。通常の意味の凸性に対して、前二つの公理が成立する(三つ目は自明である)。 このように抽象的な凸性の、より離散幾何学(英語版)に適した別定義は、反マトロイド(英語版)(抽象的凸幾何)に関連する凸幾何学を参照せよ。
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