凝結・硬化調節剤、急結剤
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/15 06:48 UTC 版)
「混和材料」の記事における「凝結・硬化調節剤、急結剤」の解説
コンクリートの水和による凝結速度をコントロールするための混和剤。促進剤は寒冷地でコンクリートの凝結を促進し、早期に凍害に耐える強度を持たせる・プレストレストコンクリート工場で生産設備の回転を向上する・凝結を遅らせる作用のあるAE減水剤に配合して凝結遅延を改善するなどの効果が、遅延剤は夏季において高温による早期硬化を抑制する・ミキサー車中での凝結抑制などの効果があり、促進剤・遅延剤ともに有機系と無機系のものがある。無機系促進剤は硝酸塩、硫酸塩、炭酸塩、アルミナなど、有機系促進剤は無水マレイン酸、酢酸やアクリル酸のカルシウム塩、アミン類など、無機系遅延剤はリン酸塩やホウ酸、亜鉛化合物、銅化合物など、有機系遅延剤はオキシカルボン酸や糖アルコール類、高分子有機酸などが用いられる。
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