冷凍機取付試験
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/09/05 13:45 UTC 版)
「国鉄レ12000形貨車」の記事における「冷凍機取付試験」の解説
1963年(昭和38年)に、レ12959が大宮工場で改造されて、液体窒素冷却方式の実験車となっている。液体窒素のボンベを車端に設置し、配管を通じて気化した窒素を放出して冷却する仕組みである。実験では-20度を20時間維持する高い性能を見せたが、当時は冷凍魚は安価なドライアイスによる輸送が主流であり、結局試験だけに終わった。ただし、液体窒素冷却方式はその後UR5形冷蔵コンテナで実用化されている。 本形式は、国鉄の鮮魚輸送最盛時代に在籍していたため、高い保冷性能とあいまってよく利用された。1973年(昭和48年)から廃車が始まり、1979年(昭和54年)までにほぼ消滅した。書類上、最後の5両が廃車されたのは、1986年(昭和61年)である。
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