冷凍式タンク
【英】: refrigerated tank
同義語: 冷凍タンク
プロパン、ブタンなどの液化石油ガス(LPG)のように、常温・常圧においてガス状の物質を加圧下で液状で貯蔵するには、通常、加圧球形タンクが用いられるが、貯蔵容量が増すにつれてタンクの板厚が厚くなり、建設費が高くなる。一方、これらの物質を低温で貯蔵すればその蒸気圧は低下し、タンクの内圧を下げることができる。例えば、プロパンは-42 ℃、ブタンは 0 ℃まで温度を下げれば、その蒸気圧は大気圧となり、貯槽に使われる鋼板も薄いものでよくなる。主に大量の液化石油ガスを貯蔵する目的で建設される。この方式のタンクでは、タンク外側を断熱材で包み、保冷する必要がある。-160 ℃という超低温を保つ必要のある液化天然ガス(LNG)タンクでは、耐超低温金属を用いた特殊構造となる。(→LNG タンク) |

冷凍タンク

- 冷凍式タンクのページへのリンク