冗談の数々
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/13 23:58 UTC 版)
現役時代のいくつかの突拍子もない冗談でもよく知られている。剛速球投手ボブ・フェラーが登板したある試合では、打席に立つ際に顔の前でマッチをすった。球審が何のつもりか聞いたところ、「今日は霧が濃いから、(ぶつけられないように)フェラーに顔の場所を知らせておきたかったのさ」と答えたという。 また1937年の別の試合で、打者の打ったピッチャーゴロを取ったゴメスは併殺のため二塁ベースに入った遊撃手のフランク・クロセッティではなく、プレーに全然関わっていなかった二塁手のトニー・ラゼリに送球した。ラゼリがなぜそんなことをしたか聞くと、ゴメスは「君は賢い選手だと聞いてたから、もしプレーしていない時にボールをもらったら何をするか、見てみたかったんだ」と答えたという。ゴメスのプレーに怒り心頭に発しマウンドに駆け寄った監督のジョー・マッカーシーに対しても、ゴメスは『二塁手も遊撃手も両方イタリア人だったから、どっちに投げたらいいか分からなくなった』ととぼけて見せた。この時マッカーシーはセンターを指差し、「(同じくイタリア系の)ジョー・ディマジオがお前の目に入らなくてラッキーだったよ!」と返したという。
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