内藤将棋の特徴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/28 13:59 UTC 版)
棋風は伸びやかで、居飛車、振り飛車という一くくりの言葉だけでは表せないほど様々な戦法をこなし、敬愛していた原田泰夫の命名による「自在流」と呼ばれていた。その自由奔放な戦術・棋風はタイトル戦の大舞台でも披露され、かつ、実績を挙げた。 特に、「空中戦法」の名称で知られる「横歩取り3三角戦法」は、将棋大賞で1994年度から新設の「升田幸三賞」の第1回受賞対象となり、また、後に流行する「横歩取り8五飛」にも影響を与えた。 また人と同じ将棋を指す事や、いつも同じ図面が新聞に載るのが嫌だったと言う内藤は、1969年頃からただ一人(本人談)「横歩を取らせて」指す作戦を採用しており、1969年の第19回NHK杯テレビ将棋トーナメント決勝戦の将棋が得意の「空中戦」のはしりであると言う。
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