六重奏時代以後
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/03/19 09:18 UTC 版)
1930年代に、アルゼンチンでもジャズがはやり、フリオ・デ・カロ楽団もドラムや木管楽器などを導入した『オルケスタ・メロディカ・インテルナシオナル』 (Orquesta Melódica Internacional) という編成で、スウィング・ジャズ風のアレンジも行うという画期的な演奏を行うが、聴衆の支持を得るまでにはいたらなかった。より新しい演奏を目指すという姿勢は、後に高く評価され、オラシオ・サルガンやアストル・ピアソラの先駆者としている表現も目にする。 1954年に引退したフリオ・デ・カロも、タンゴ界で『デカリスモ』 (decarismo) すなわち、「デ・カロ的なもの」という言葉を残す。デ・カロの引退後は踊れるタンゴではなく耳で聴くだけのタンゴが主流となってしまったが、踊れるタンゴとしての性能をまったく失うことなく作編曲にこれだけの発明を施した例はデ・カロ以前にも以後にも表れていない。
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