全国行脚の連勝劇
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「ロストインザフォグ」の記事における「全国行脚の連勝劇」の解説
アレオに購入されたロストインザフォグは、競走馬となるべくグレッグ・ジルクリスト調教師に預けられた。デビューは11月14日のゴールデンゲートフィールズ競馬場で、ハンデキャップの未勝利戦を1番人気に応え、7馬身差をつける圧勝で初戦を飾った。初戦で手綱を取ったラッセル・ベイズは、以後もほとんどの競走でロストインザフォグの鞍上を務めた。 続いて年末のアリゾナ州のターフウェイパーク競馬場へと遠征、アリゾナジュヴェナイルステークスに出走すると、ここでは他の出走馬を大きく引き離す14馬身差を記録して優勝した。翌年の3歳シーズンは間を入れずに1月から始動、今度はフロリダ州のガルフストリームパーク競馬場に遠征し、1月のオカラスタッドダッシュステークス(後のサンシャインミリオンズダッシュステークス)も楽勝、3月のスウェイルステークスは初の重賞となったが難なく優勝を果たした。 4月には東海岸へと遠征、ニューヨーク州のアケダクト競馬場でベイショアステークスをこれまた楽勝した。当初はここで一旦休養を入れる予定であったが、地元であるゴールデンゲートフィールズ競馬場がロストインザフォグのために「ゴールデンベアブリーダーズカップステークス」という競走を新設し、そこへの出走を申し出てきたため、休みを返上してこれに登録した。結果は10馬身の大差での圧勝で、地元のファンのみならず全国的にその名が知れ渡った。 翌月にはふたたび東海岸へと戻ってベルモントパーク競馬場、その翌月にはふたたびフロリダのコールダー競馬場へと遠征、いずれも勝ち星を挙げた。8月にはふたたびニューヨークのサラトガ競馬場へと向かい、キングスビショップステークスで初のG1勝ちを収め、年末のブリーダーズカップ・スプリント制覇に弾みをつけた。
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