免疫再構築症候群の診断
【概要】 Shelburneらの定義は次の通り。1)エイズの診断、2)有効な抗HIV治療、3)抗HIV治療開始後に出現した感染症、すでに認識されている感染症の予測されうる臨床経過や治療の副作用では説明できないこと、以上の4点を満たした症例を本症とする。
【詳しく】 発症時期は抗HIV治療開始から数日から100日と広く分布するが、3ヶ月以内を注意すればよいだろう。抗HIV治療開始時のCD4細胞数は50/μL以下と高度な低下がほとんど。ウイルス量は低下の途中で経過良好と思われるときに、発熱と共に発症する。結核の場合でも菌量が増えたという所見はない。
《参照》 CD4

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