儒教的習慣による問題
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/16 20:19 UTC 版)
現代朝鮮では、李朝時代に固まった朝鮮儒教により目上の者には絶対服従であり、たとえ間違っていたとしても、それを指摘して恥をかかせるような事は出来ない。 地位の高い者が下の者を酷使するのは、大韓航空副社長の趙顕娥が起こしたナッツリターンや水かけ事件がその顕著な例である。 また彼女らが批判を集めたのは、激昂ぶりもさることながら、その責任を他者へ転嫁し、自らの罪を認めなかった事でもある。これは、立場が上の者が間違っているというのは都合が悪く、また罪を認めれば犯罪者となり、不名誉な人生を送る事が確定しているからで、これは韓国の歴代大統領が、在任中の功績も無視され、いくつかの罪で逮捕される事にも見て取れ、それを恐れるあまり、国外逃亡や自殺を図る結果につながる。 女性が虐げられる事も未だ多く、嫁が姑にご機嫌伺いを毎日するのが慣習であり、夫とも姓の違いから阻害感を覚えることもある。韓国人特有の精神疾患火病が女性に多いのも、社会で冷遇されている為と考えられている。 儒教においては、富める者は貧しい者を助けねばならないとするが、それにより貧しい者は施しを受けるのが当然と考えるようになり、勤勉に働き稼ぐ事に消極的だった朝鮮では、他者から得られるだけの財を獲得する事が多く選択されたため、その習慣が今も僅かながら伺える。
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