個人協賛競走とは? わかりやすく解説

個人協賛競走

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/14 00:30 UTC 版)

個人協賛競走(こじんきょうさんきょうそう、個人協賛レース)とは、一部地方競馬場・競輪場・ボートレース場で行われている特別競走の一種であり、個人あるいは団体(企業協賛競走)が公序良俗の範囲内において好きなレース名を設定することが可能である。

概要

売り上げ難が指摘され廃止や規模縮小が進められる地方競馬の活性化を進める一環として、1999年高崎競馬場益田競馬場高知競馬場中津競馬場で開始した。

個人協賛競走を行うに当たっては、主催者にその旨を連絡・申し込みをした上で当該レースの優勝馬の騎手・関係者に対する賞品・協賛金を提供することとなる。当該レースには、主催者が規定する範囲において好きなレースタイトルをつけることができるが、特に個人が協賛する場合、「○○さんの結婚記念日記念」「××さんの誕生日記念」といった各人の記念日をタイトルにすることが多い。

開催施設

個人協賛競走および企業協賛競走を開催している競馬・競輪・ボートレース場

企業協賛競走のみを開催している競馬・競輪・ボートレース場

かつて協賛競走を開催していた競馬・競輪場

代表例

  • まじかる☆さゆりん杯
  • 【第1回】2ちゃんねる記念(・∀・)【in上山】[2]
    • 2002年11月3日 上山6R
    • 日本最大級の規模を誇る掲示板サイト2ちゃんねるを記念したレース。
  • ケメコメモリアル保田記念[3]
  • ばんえいアイドルマスター記念[4]
  • ウマ娘シンデレラグレイ賞[5]
    • 2022年4月29日 笠松11R
    • 競馬を題材とした漫画『ウマ娘 シンデレラグレイ』の版権元であるCygamesおよび集英社による協賛レース。元々は2021年1月19日笠松4Rにおいて開催予定であったが、競馬場側の都合により延期していた。

備考

JRAが主催している中央競馬においても企業名を冠したレース(「冠レース」あるいは「社杯」と呼ばれる)が開催されているが、冠レースはJRA側が企業に対して申し入れを行い実現している。その為、地方競馬で開催される協賛レースとは大きく異なる。

脚注

注釈

  1. ^ 第1回は2000年1月9日 高崎9R、第2回は2000年11月5日 高崎10R、第3回は2001年9月23日 高崎7R、第4回は2002年10月13日 高崎10R、第5回は2003年11月2日 高崎10R、第6回は2004年10月24日 高崎9Rで開催。

出典

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