修正モデル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/05/29 15:23 UTC 版)
「ゲートコントロールセオリー」の記事における「修正モデル」の解説
高次脳中枢からの下行コントロールや情動の影響、TENSによる徐痛維持等は、1965年当時のゲートコントロールセオリーでは説明が困難であった為、新たな修正モデルが提唱された。その後の実験により、侵害刺激に対する反応が脳の特定部位への電気刺激により極めて特異的に抑制され、慢性痛に有効であること、後角の侵害受容ニューロンが脳幹の鎮静作用部位の刺激により選択的に抑制されたこと、脊髄背側策の切断は脳幹ニューロンによる侵害刺激抑制作用が消失したことが判明し、痛覚伝達の調節システムに下行脚が存在するとされた。現在では辺縁系、縫線核、網様体系等の下行性抑制制御・認識性制御が追加されている。
※この「修正モデル」の解説は、「ゲートコントロールセオリー」の解説の一部です。
「修正モデル」を含む「ゲートコントロールセオリー」の記事については、「ゲートコントロールセオリー」の概要を参照ください。
- 修正モデルのページへのリンク